※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。
経理経験が浅くても、職務経歴書には日常業務を具体的に書けます。
必要なのは、決算経験や大きな成果を付け足すことではなく、担当業務・担当範囲・仕事の進め方を整理することです。
「自分で担当したこと」「補助したこと」「未経験のこと」を分けると、経験を誇張せずに伝えられます。
この記事は、仕訳入力、経費精算、入出金確認、売掛金・買掛金管理などの実務経験がある人向けです。
経理の完全未経験者とは分けて、職務要約から自己PRまで実際に書く手順を紹介します。
最初の一文は、次のように作れます。
以下を含むすべての例文は、独自に作成した架空の記入例です。
本人や利用者、転職成功者の実例ではありません。
経費精算を担当した場合/架空の記入例
交通費・立替経費の申請について、領収書と申請金額、承認状況を確認し、不備を申請者へ照会した後、上司の確認へ回していました。
ご自身の一文ができたら、「扱った対象は合っているか」「自分の担当はどこまでか」「確認できない数字を入れていないか」を点検してください。
この後の完成例に出てくる期間、数字、ソフト、資格も、そのまま写さず自分の事実へ置き換えます。
自分で整理しても応募できる求人や書類の伝え方に迷う場合は、経理・財務経験者を支援対象に含むツインプロへ相談する選択肢があります。
ただし、書類添削を案内しているサービスですが、決算未経験の人全員への求人紹介や書類通過を保証するものではありません。
【ツインプロの書類添削・転職相談を確認する↓】
日常の経理業務を、七つの項目で棚卸しする
職務経歴書の欄を埋める前に、普段の仕事を一つ選んで、受付から確認、引き渡しまでを書き出しましょう。
「経費精算」「売掛金管理」という業務名だけで止めず、次の七つをメモにします。
- 担当業務:仕訳入力、申請内容の確認、請求書の整理など、実際にした作業。
- 頻度:日々、週ごと、月末など、作業のタイミング。
- 対象:交通費、立替経費、取引先からの入金など、扱ったもの。
- 使用ソフト:会計ソフトや経費精算システムの名称と操作。
- 確認方法:日付、金額、勘定科目、承認状況など、照らし合わせた項目。
- 連携相手:申請者、営業担当、上司など、確認や報告をした相手。
- 担当範囲:入力・一次確認までか、承認・最終判断までか。
請求書や領収書など、取引の根拠になる書類を「証憑」(しょうひょう)と呼びます。
仕訳入力なら、証憑を受け取って入力するだけだったのか、入力内容の照合や不明点の照会までしていたのかが書く材料です。
経理と総務を兼務していた場合は、所属期間と経理業務を担当した期間を分けてください。
兼務の事実を残したうえで経理の作業を詳しく書けば、専任だったように見せずに経験を説明できます。
件数が分からないときは、頻度と確認手順を書く
処理件数は、記録などで対象と期間を確かめられる場合だけ使います。
部門全体の件数を自分の実績にしたり、繁忙月の数を毎月の件数として書いたりしないでください。
件数が不明な場合/架空の記入例
日々提出される交通費・立替経費の申請について、証憑との照合と申請者への不備確認を担当しました。
数値を記載するなら、自分の処理記録で対象業務と期間を確認し、どの範囲を数えたか説明できるものを選びます。
正確な記録がなければ、上の例のように頻度と作業内容を書けば十分です。
入出金確認なら、預金明細を見て社内の一覧と照合したのか、不一致を担当部署へ問い合わせたのかを区別します。
売掛金は請求と入金の対応確認、買掛金は仕入先請求書と社内記録の照合や支払予定表の作成など、自分がした工程を取り上げてください。
確認作業をしただけなら、振込の実行、回収方針の決定、資金繰りの判断まで担当したとは書きません。
一つの業務名に含まれる工程を分けることで、短い経験でも説明の中身が増えます。
職務要約・業務内容・自己PRを一つの経歴でつなぐ
三つの欄には別々の役割があります。
同じ文章を繰り返すより、全体像から具体的な行動へ読み進められる形に整えます。
職務要約
どんな会社で、どのくらい、何を担当してきたかを短く示す欄です。
業務内容
対象、頻度、使用ツール、確認・連携、責任の範囲を書く欄です。
自己PR
仕事の中の一場面を選び、考え方や行動の特徴を伝える欄です。
決算未経験の完成例:職務要約から自己PRまで
次は、卸売会社の経理部で2025年4月から2026年9月まで、正社員として1年6か月勤務した設定の架空の記入例です。
仕訳入力、経費精算の一次確認、入金照合を担当し、月次・年次決算は未経験とします。
職務要約/架空の記入例
卸売会社の経理部で1年6か月、仕訳入力、交通費・立替経費の一次確認、入金照合を担当しました。
証憑と入力内容を照合し、不明点を申請者や営業担当へ確認してから上司へ報告していました。
担当範囲は入力・一次確認までで、月次・年次決算の作業は未経験です。
職務経歴・業務内容/架空の記入例
2025年4月~2026年9月 卸売会社・経理部 正社員
事業内容:商品の卸売
- 仕訳入力:日々の請求書・領収書に基づき弥生会計へ入力。
日付・金額・勘定科目を確認し、判断に迷う取引は上司へ照会。 - 経費精算:交通費・立替経費の申請内容と領収書、承認状況を照合。
不備を申請者へ確認し、修正後に上司へ提出。 - 入金照合:預金の入金明細と請求一覧を照合。
差額や請求との対応が不明な入金を営業担当へ確認し、上司へ報告。 - 使用ツール:弥生会計での仕訳入力・検索、ExcelのフィルターとSUM関数による一覧の確認・合計。
- 担当範囲:入力・一次確認まで。
最終承認と回収方針の決定は上司が担当し、月次・年次決算は未経験。
自己PR/架空の記入例
確認待ちの内容を整理し、必要な相手へ早めに共有することを心がけています。
経費精算では、領収書と申請金額が一致しない場合に、相違点と確認事項をまとめて申請者へ照会しました。
回答待ちの申請を一覧に記録し、締め切りまでに確認が終わらないものは上司へ報告していました。
応募先でも、判断が必要な点を抱え込まず、周囲と連携して担当業務を進めたいと考えています。
要約は経験の全体像、業務内容は担当範囲、自己PRは確認待ちを扱う行動に絞っています。
業務内容にない決算経験や、測っていない効率化の成果を自己PRだけに加えてはいません。
実際の書類では、会社名や所属、在籍期間、雇用形態、事業内容も事実に沿って記入します。
会社規模などを記載する場合も、公開情報や確認できる情報に限り、社外秘の数字を持ち出さないでください。
決算経験なし・決算補助は、作業の範囲を書き分ける
月次決算は月ごと、年次決算は事業年度ごとに会計を締める業務です。
「決算に関わった」という言葉だけでは、自分で判断したのか、指示された作業をしたのかが分かりません。
資料を渡しただけの経験を「決算業務を担当」と広げず、実際にした作業と確認者を示してください。

決算未経験なら、現在の経験と今後の希望を分ける
日常業務が中心なら、その経験を具体的に説明したうえで、応募条件との照合に必要な決算経験の有無を明記します。
未経験の業務を、経験したことへ言い換える必要はありません。
決算未経験/架空の記入例
日常の仕訳入力、経費精算の一次確認、入金照合を担当しました。
月次・年次決算の作業は未経験です。
今後は日常経理の経験を基に、残高確認など月次決算の補助業務を学びたいと考えています。
最後の一文は希望であり、残高確認の実務ができるという意味ではありません。
主担当経験が必須の求人と、補助から経験を積める求人を分けて検討しましょう。
補助経験があれば、指示・作業・最終判断を示す
月次決算補助の経験あり/架空の記入例
上司の指示に沿って、月末の預金残高を帳簿と銀行明細で照合し、不一致の内容を一覧にして報告しました。
決算整理仕訳の判断・確定は上司が担当し、年次決算は未経験です。
指定されたデータを入力した経験なら、データの種類と入力先、確認者を書くと範囲が伝わります。
月次の補助経験を、年次決算の主担当経験へまとめないことが大切です。
年次決算に使う資料を集めた場合/架空の記入例
年次決算時に、経理責任者から指定された請求書と領収書を取りまとめて提出しました。
決算整理仕訳や決算書の作成は担当していません。
補助・資料収集の二例は、前の完成例とは別条件です。
自分の経験に当てはまる作業だけを選びます。
担当範囲を整理しても「この経験で応募できるか」が判断しづらい場合は、作成途中の書類と求人票を用意して相談する方法があります。
ツインプロへ相談する際も、決算主担当の経験がないことを伝え、担当範囲に合う求人と応募先別の添削を受けられるか確認してください。
【ツインプロで経理経験に合う相談内容を確認する↓】
目立つ実績がない自己PRは、行動と事実から作る
自己PRの材料は、大幅なコスト削減や表彰だけではありません。
正確性、締め切り管理、問い合わせ対応、周囲との連携を、どんな場面でどう実践したかまで掘り下げます。
書く順番は「仕事上の課題→自分の行動→確認できる事実」です。
結果を測っていなければ、行動を具体化するところまでで構いません。
悪い例の曖昧さを、確認手順に置き換える
悪い例/架空の記入例
正確性に自信があり、経理業務を幅広くミスなく処理できます。
「幅広く」では業務の対象が見えず、「ミスなく」では何を確かめたのかが分かりません。
性格の説明から、仕事で再現できる確認手順へ書き直します。
事実を具体化した例/架空の記入例
仕訳入力後は、請求書の日付・金額と入力内容を照合していました。
勘定科目の判断に迷う取引は自己判断で確定せず、上司へ確認した内容を記録し、次の入力時に参照していました。
これは確認の習慣を示す例で、ミスが一度もなかったという主張ではありません。
「ミスゼロ」「月間○件処理」「作業時間を半減」と書く場合は、その範囲と根拠を説明できることが前提です。
改善効果を測っていないときは、変えた手順まで書く
改善効果は未計測/架空の記入例
経費精算の照会で確認事項の伝え漏れを防ぐため、上司に相談して自分用の確認メモを作りました。
領収書、申請金額、承認状況の項目を並べ、申請者へ質問する前に見直すようにしました。
効果を記録していないなら、「差し戻しを半減」「部署全体の効率を改善」とは結論づけません。
同僚へ共有していないメモを、部署のマニュアルとして整備したことにしないでください。
締め切り管理なら、提出期限から何を先に確認し、回答待ちをいつ上司へ伝えたかが材料になります。
問い合わせ対応なら、相手が答えやすいように相違点や質問をどう整理したかを思い出しましょう。
前の完成例のように、一つの場面を詳しく書けば、強みの名称をいくつも並べる必要はありません。
会計ソフト・Excel・簿記資格は、できる範囲を添える
会計ソフト名だけでは、入力経験なのか設定・運用までできるのかが伝わりません。
ソフト名の後ろに、実際に使った操作と業務を書きます。
前の完成例と同じスキル欄/架空の記入例
弥生会計:請求書・領収書に基づく仕訳入力、入力済み仕訳の検索・照合。
Excel:フィルターによる対象データの抽出、SUM関数による金額合計と一覧の確認。
既存のExcel表へ数字を入力しただけなら、その範囲を記載すれば十分です。
VLOOKUPやピボットテーブル、マクロを自分で使っていなければ、例文を参考に追加する必要はありません。
学習で触れた機能と仕事で使った機能も区別できます。
「実務で使用」「学習で使用」と状況を添え、自分で設定できるのか、完成した表を操作したのかを説明してください。
資格保有/架空の記入例
日商簿記検定3級合格(2024年11月)
資格を勉強中/架空の記入例
日商簿記検定2級の合格を目指して学習中
資格の二例は別条件です。
名称、級、合格年月は証明書などで確かめ、未合格の資格を取得済みの欄へ混ぜないでください。
資格の知識があることと、決算を実務で担当したことは別に記載します。
応募先に合わせて事実の順番を変え、提出前に確認する
求人票の「担当業務」「必須条件」「歓迎条件」を分け、自分の棚卸しメモと照合します。
経験の有無を変えず、求人との接点が大きい業務を先に置くのが調整の基本です。
経費精算が中心の求人では、申請の確認、社内への照会、締め切りの管理を詳しくします。
売掛金管理が中心なら、請求と入金の照合や、営業担当とのやり取りを優先してください。
「年次決算の主担当経験」が必須なら、日常の入力経験だけで条件を満たすと読み替えません。
応募可能か判断できない場合は、採用窓口や紹介担当者へ実際の経験を伝えて確認します。
具体性を出すために、顧客名、社員の個人情報、社外秘の売上や取引額を載せる必要はありません。
対象の種類、確認手順、連携した部署を使って説明できます。
- 履歴書と在籍期間・雇用形態・所属が一致しているか。
- 要約・業務内容・自己PRで、決算経験と担当範囲が一致しているか。
- 数値の対象と期間を確認でき、チームの実績を自分の実績にしていないか。
- ソフト操作・Excel機能・資格の状態を、面接でも同じ内容で説明できるか。
- 応募先名の取り違えや、不要な機密情報・個人情報が残っていないか。
- 指定の提出形式とファイル名に合わせ、提出ファイルで文字切れや改ページを確認したか。
見直しで曖昧な部分があれば、表現を強くする前に元の記録へ戻ります。
件数を確認できなければ外し、対象や手順を説明する書き方へ変更してください。
担当範囲に合う求人・書類添削を相談したい人へ
自分で書類を作ったうえで、応募先との合わせ方に迷う人は、経理の実務を扱う転職エージェントへ相談できます。
相談時には「自分で担当した作業」「補助した作業」「未経験の作業」のメモと、職務経歴書、求人票を用意すると話が具体的になります。
ツインプロは、会計士・税理士や経理・財務経験者の転職支援を扱い、書類添削や選考対策を案内しています。
情報収集やキャリア相談の段階でも相談できる一方、本人の経歴・希望と求人条件の照合は必要です。
公式ページは「首都圏の会計・財務専門転職」と案内しています。
希望勤務地での求人の有無、経験年数や担当業務が対象になるか、書類添削を受けられる範囲を相談前後に確認してください。
経理が完全未経験の人や、書類添削だけを目的とする人は、対象・支援範囲を確かめてから利用を判断します。
経験が浅ければ誰でも求人を紹介される、添削を受ければ必ず選考に通る、というサービスではありません。
今の経験に合う求人がなければ、転職を急がず、現職で担当範囲を広げる選択もあります。
エージェントの選び方は、末尾の関連記事で確認できます。
まとめ|経験の大きさより、担当した事実を具体的に
まず日常業務を一つ選び、対象、頻度、ソフト、確認方法、連携相手、担当範囲を書き出しましょう。
職務要約で全体像、業務内容で範囲、自己PRで具体的な行動を伝えれば、決算経験や目立つ実績を誇張せずに書類を作れます。
完成した書類について、担当範囲に合う求人や応募先別の伝え方も相談したい経理実務経験者は、ツインプロの支援内容を確認してみてください。
希望地域と経験を伝え、求人紹介・書類添削の対象になるかを確かめたうえで利用を判断できます。
【ツインプロで応募書類・転職相談の支援内容を確認する↓】
関連記事
- 経理経験者の転職エージェント選び|会計・財務特化型を使うメリット — 自分の担当範囲に合う求人や応募書類の支援を相談したい人へ、相談先の選び方と確認点を紹介しています。
参考資料
- パーソルキャリア・doda「経理事務・財務アシスタントの職務経歴書テンプレートと書き方ガイド」(確認日:2026年10月18日)
- パーソルキャリア・doda「経理の職務経歴書テンプレートと書き方ガイド」(確認日:2026年10月18日)
- パーソルキャリア・doda「職務経歴書の自己PRが思いつかない/書けないときの対処法は?実績がない人も必見」(確認日:2026年10月18日)
- 株式会社MyVision「ツインプロ公式サイト」(確認日:2026年10月18日)





