※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。
会計事務所や税理士法人で働いていると、「このまま税務を続けるか、それとも事業会社へ移るか」と迷う時期があります。
税理士資格を持っている人だけではありません。税理士スタッフとして、記帳、決算、申告書作成の補助、顧問先対応などを経験してきた人も、次の働き方を考えることがあるでしょう。
会計事務所からの転職では、「税務経験があるからどこでも同じように評価される」と考えるのではなく、自分が実際に担当してきた仕事と、転職先で求められる仕事をつなげて考えることが大切です。
同じ会計分野でも、別の税理士法人へ移る場合と、事業会社の経理へ移る場合では仕事の見方が変わります。M&Aやデューデリジェンスなどの経験があるなら、FASなど別の専門分野が候補になることもあります。
この記事では、会計事務所・税理士法人での経験を次の仕事へどう生かすか、主な転職先と確認点を一つずつ整理します。
- 会計事務所からの転職先は一つではない
- 税理士スタッフの経験は転職でどう整理する?
- 転職先1|別の会計事務所・税理士法人で専門性を深める
- 転職先2|会計事務所から事業会社の経理へ移る
- ツインプロ公式にも税理士事務所から経理へ移った事例がある
- 転職先3|税務経験を生かして財務分野を考える
- 転職先4|M&Aなどの経験があればFASも候補になる
- 会計事務所から転職するときは年収だけで決めない
- 会計事務所経験者が転職で伝えたい3つのこと
- 税理士・税理士スタッフの相談先としてツインプロをどう見る?
- ツインプロを利用するときに確認したい注意点
- 無料キャリア面談の前に整理しておくこと
- 会計事務所からの転職についてよくある質問
- まとめ|会計事務所で何を経験したかを次の仕事につなげよう
- 関連記事
- 参考資料
会計事務所からの転職先は一つではない
会計事務所で働いてきた人の転職先は、「別の会計事務所」だけではありません。
これまでの仕事内容や資格、今後やりたいことによって、いくつかの方向が考えられます。
| 主な転職先 | 検討しやすい人 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 別の会計事務所・税理士法人 | 税務の専門性をさらに深めたい人 | 担当業務、顧客層、繁忙期、試験との両立 |
| 事業会社の経理 | 一つの会社の数字を継続して見たい人 | 決算経験、社内連携、使用システム、担当範囲 |
| 事業会社の財務 | 資金管理や財務領域へ広げたい人 | 資金繰り、金融機関対応などの必要経験 |
| コンサル・FAS | M&A、財務調査などに関わった経験がある人 | 求人ごとの専門経験・資格・選考条件 |
大切なのは、表の中から「一番立派に見える仕事」を選ぶことではありません。
自分の経験と、これからしたい仕事が重なるところを探します。転職先の名前だけで決めると、入社してから「思っていた仕事と違った」となりかねません。

税理士スタッフの経験は転職でどう整理する?
ここでいう税理士スタッフとは、税理士事務所や税理士法人などで、税務・会計業務に関わっている人を指します。実際の担当範囲は勤務先によって異なります。
転職するときに「税理士事務所で5年働きました」と伝えるだけでは、採用する側には仕事内容が十分に分かりません。
たとえば、次のような経験は分けて整理したほうが伝わりやすくなります。
- 記帳や仕訳入力をどこまで担当したか
- 月次・年次決算にどのように関わったか
- 法人税や消費税などの申告業務にどこまで関わったか
- 顧問先とのやり取りを担当したか
- 給与計算や年末調整などを担当したか
- 相続、事業承継、M&Aなど特定分野の経験があるか
すべて経験している必要はありません。実際にしてきた仕事だけを正確に並べることが大事です。
税理士資格の有無も重要ですが、それだけで転職先が決まるわけではありません。資格がなくても、実務経験の中身を見てもらえる求人があります。
転職先1|別の会計事務所・税理士法人で専門性を深める
今の職場を離れたいからといって、税務の仕事そのものを辞める必要はありません。
同じ会計事務所・税理士法人でも、法人中心、相続中心、資産税中心、事業承継やM&Aを扱うところなど、業務の内容は異なります。
「税務は好きだけれど、今の職場環境を変えたい」という場合は、別の事務所へ移るほうが希望に近いこともあります。
転職前に仕事内容を比べる
求人票に「税務スタッフ」と書かれていても、任される範囲は同じとは限りません。
入力作業が中心なのか、顧客対応まで担当するのか、将来は税務相談まで任されるのかを確認してください。
税理士試験を続けている人なら、試験勉強との両立も大事です。繁忙期の働き方や休暇、担当件数なども、給与と同じくらい確認しておきたい項目です。
転職先2|会計事務所から事業会社の経理へ移る
会計事務所からの転職先として、事業会社の経理を考える人もいます。
会計事務所では複数の顧問先を外側から支援しますが、事業会社の経理では自社の数字を継続して扱います。
税務や決算で共通する部分があっても、仕事の進め方まで同じではありません。
生かせる可能性がある経験
仕訳、決算、税務に関わった経験は、事業会社経理と接点があります。
顧問先へ数字の説明をしてきた人なら、「専門的な内容を相手に合わせて説明する」という経験も整理できます。
ただし、どの経験を評価するかは求人ごとに違います。会計事務所経験があるだけで、すべての経理求人へ応募しやすくなるとは限りません。
事業会社で新しく求められる仕事もある
事業会社へ移ると、自社内の営業部門や経営側と連携したり、社内システムを使ったりする場面があります。
予算管理や管理会計など、会計事務所では経験していなかった仕事を担当する可能性もあるでしょう。
「税務が分かるから企業経理もすぐ全部できる」と考えるのではなく、共通する経験と未経験の業務を分けて確認してください。
ツインプロ公式にも税理士事務所から経理へ移った事例がある
会計・経理分野の転職支援を行うツインプロの公式サイトには、税理士事務所からメーカー経理へ転職した個別事例が掲載されています。
| 項目 | 公式掲載事例 |
|---|---|
| 年齢 | 31歳 |
| 資格 | 簿記1級 |
| 転職前 | 税理士事務所・年収450万円 |
| 転職後 | メーカー経理・年収500万円 |
公式説明では、税務経験を数年間積んだ後、事業会社への転職に挑戦し、メーカー経理へ移った例として紹介されています。
これは一人の成功事例です。同じ資格や年齢なら同じ年収で転職できる、という意味ではありません。
参考になるのは、税理士事務所での経験を持つ人について、事業会社経理も転職先の一例として扱われていることです。
転職先3|税務経験を生かして財務分野を考える
事業会社には経理だけでなく、財務という仕事もあります。
会社によって分け方は異なりますが、経理が過去から現在までのお金の動きを記録・集計する仕事を担うのに対して、財務では資金管理や金融機関とのやり取りなどを扱う場合があります。
ここは「税理士事務所で働いていたから、そのまま財務へ行ける」と単純には考えられません。
資金繰りや金融機関対応など、求人側が求める経験と自分の経験に差がないかを確認する必要があります。
経理と財務は名前が並べられることが多いのですが、求人票では担当業務を一つずつ見たほうが安全です。名前が似ていても、中身まで双子とは限りません。
転職先4|M&Aなどの経験があればFASも候補になる
会計事務所・税理士法人で働く人の中には、通常の税務だけでなく、M&Aやデューデリジェンスに関わった経験を持つ人もいます。
デューデリジェンスとは、企業買収などの前に、対象企業の財務や事業内容を詳しく調べることです。
こうした専門経験がある場合は、FASが候補になることがあります。FASは、M&Aや企業再生などを財務面から支援する仕事です。
ツインプロには税理士法人からFASへ移った公式事例もある
ツインプロ公式サイトには、35歳の公認会計士が税理士法人から大手FASへ転職した事例も掲載されています。
この事例では、税理士法人でM&Aのデューデリジェンス案件に携わった経験を生かし、財務デューデリジェンスのポジションへ転職したと説明されています。
つまり、「税理士法人にいた」という勤務先の名前だけではなく、そこで何を経験したかが転職先を考える材料になります。
FASは会計事務所経験者なら誰でも選べる仕事ではありません。公認会計士資格やM&A関連の実務など、求人ごとの条件を確認する必要があります。
会計事務所から転職するときは年収だけで決めない
転職を考えるとき、年収はもちろん大事です。しかし、会計・税務の仕事では、次にどの経験を積めるかも長い目で見ると重要になります。
たとえば年収が少し上がっても、希望していた業務をまったく経験できなければ、数年後にまた同じことで悩むかもしれません。
反対に、年収だけを見ると大きな変化がなくても、これまで経験できなかった決算やM&A、マネジメントなどへ仕事を広げられるケースもあります。
転職先を比べるときは、少なくとも次の項目を同じように確認しましょう。
- 仕事内容と担当範囲
- 年収・賞与などの条件
- 勤務地と働き方
- 繁忙期や残業の考え方
- 将来経験できる業務
- 税理士試験を続ける場合の両立
会計事務所経験者が転職で伝えたい3つのこと
何年働いたかより、何を担当したか
在籍年数は分かりやすい情報ですが、それだけでは仕事の内容が見えません。
担当した顧客の種類、決算への関わり方、申告業務、顧客との折衝など、実際の仕事内容を整理します。
なぜ今の仕事から変えたいのか
「今の職場が嫌だから」だけで転職活動を始めると、次の会社選びの基準が決まりません。
税務の専門性を深めたいのか、事業会社の内部で会計に関わりたいのか、働き方を変えたいのかを分けて考えます。
次に何を経験したいのか
転職理由は過去の不満だけでなく、次の職場で何をしたいかまで整理すると選択肢を比べやすくなります。
まだ答えが出ていなくても問題ありません。「税務を続けるか、事業会社へ移るかで迷っている」という状態そのものを相談材料にできます。
税理士・税理士スタッフの相談先としてツインプロをどう見る?
ツインプロは、株式会社MyVisionが運営する会計・経理領域の転職エージェントです。
現在の公式サイトでは、会計士・USCPA・税理士・経理財務経験者の転職支援に特化すると案内しています。
求人領域には、会計事務所・税理士法人だけでなく、事業会社の経理・財務、コンサル・FAS、監査法人も掲載されています。
「税務を続けるか、事業会社へ移るか」のように、会計領域の中で次のキャリアを迷っている人には、選択肢を比較する相談先の一つになります。
ただし、掲載されているすべての職種を全員へ紹介できるわけではありません。経験や資格、勤務地、希望条件と各求人の応募条件によって変わります。
今までの税務経験からどのような求人が候補になるか確認したい場合は、無料転職相談で経歴と希望を整理できます。
【税務経験を生かせる転職先を相談する↓】

ツインプロを利用するときに確認したい注意点
「年収アップ9割以上」は自分の結果を保証しない
ツインプロ公式サイトには、利用者の9割以上が年収アップしたという公表値があります。
ただし、今回確認した公式ページでは、対象期間や対象者など、すべての集計条件までは十分に読み取れませんでした。
税理士スタッフなら年収が上がる、会計事務所から転職すれば年収が上がる、という意味には取りません。
年収は現在の給与、経験、資格、求人、役職などによって変わります。
希望地域の求人があるか確認する
現在の公式ページでは、「首都圏の会計・財務専門転職」という案内が確認できます。
地方の会計事務所や事業会社だけを希望する人は、希望地域で紹介可能な求人があるか相談時に確認してください。
資格と実務経験を分けて伝える
税理士資格、税理士試験の科目合格、簿記などは重要な情報です。
しかし、資格だけでなく実際に何を担当してきたかも一緒に伝えましょう。
資格と実務は、車の両輪のようなものです。どちらか片方だけを書いても、自分の経歴全体は伝わりません。
無料キャリア面談の前に整理しておくこと
転職エージェントへ相談する前に、難しい資料を作る必要はありません。
ノートやメモに、これまでの仕事内容と次に希望することを書いておくだけでも話を進めやすくなります。

現在の仕事
法人税務、個人税務、記帳、決算、顧問先対応、相続、M&Aなど、実際に担当しているものを書き出します。
保有資格と勉強中の資格
税理士登録の有無、科目合格、簿記など、確認できる資格を整理します。
税理士試験を続ける人なら、仕事と勉強を両立したいことも相談材料です。
次の職場で変えたいこと
仕事内容、年収、勤務時間、勤務地、在宅勤務、担当顧客など、自分が転職を考えた理由につながる項目を並べてください。
すべてを同じ優先順位にすると選びにくくなります。「必ず変えたいこと」と「できれば変えたいこと」に分けると整理しやすくなります。
迷っている選択肢
「別の税理士法人と事業会社経理で迷っている」と、そのまま伝えてかまいません。
ツインプロ公式サイトでは、今すぐ転職しない情報収集の段階や、大まかなキャリア相談でも利用できると案内しています。
応募先を決める前に、自分の経験で考えられる方向を確認したい人は、無料面談を使って整理できます。
【会計事務所での経験から選べるキャリアを確認する↓】

会計事務所からの転職についてよくある質問
税理士資格がなくても事業会社の経理を目指せますか?
税理士資格がないことだけで、事業会社経理をすべて対象外と判断する必要はありません。応募条件は求人ごとに異なり、会計・税務の実務経験や簿記資格などが判断材料になる場合があります。
税理士事務所での経験は企業経理でもそのまま使えますか?
仕訳、決算、税務など共通する部分はありますが、仕事の進め方まで同じとは限りません。事業会社では自社の数字を継続して管理し、社内部門との連携など別の経験を求められることがあります。
税務を続けるか経理へ行くか決めてから相談したほうがいいですか?
決めてからでなくても構いません。ツインプロ公式サイトでも、情報収集や大まかなキャリア相談の段階で利用できると案内しています。
会計事務所からFASへ転職できますか?
経験と求人条件によります。ツインプロには税理士法人でM&Aのデューデリジェンスを経験した公認会計士がFASへ移った公式事例がありますが、これは個別事例です。資格や専門経験が必要な求人もあるため、一律に転職できるとは言えません。
転職したら年収は必ず上がりますか?
上がるとは限りません。年収だけでなく、仕事内容、働き方、勤務地、将来積める経験まで含めて比較することが大切です。
求人を紹介されたら応募しないといけませんか?
ツインプロ公式サイトでは、紹介された企業・事務所の面接へ進むかどうかは、求職者の意向を踏まえて最終決定すると説明しています。
まとめ|会計事務所で何を経験したかを次の仕事につなげよう
会計事務所や税理士法人からの転職先は、一つではありません。
税務をさらに深めるなら別の会計事務所・税理士法人、企業の内側で数字を扱いたいなら事業会社の経理、経験によっては財務やFASなどが候補になります。
ただし、「会計事務所で働いた」という経歴だけで判断せず、法人税務、決算、顧客対応、M&Aなど、実際に担当してきた仕事を分けて考えることが大事です。
税理士資格の有無だけではなく、これまでの実務と次に経験したい仕事をつなげると、転職先を比較しやすくなります。
まだ税務を続けるか事業会社へ移るか決めきれていない場合は、応募する前に選択肢を整理する方法もあります。
ツインプロでは、会計事務所・税理士法人、事業会社の経理・財務、コンサル・FASなどを転職支援の対象領域として案内しています。
今の税務経験からどの方向が候補になるのか整理したい人は、無料キャリア面談の内容を確認してみてください。
【税務経験を次のキャリアへどう生かすか相談する↓】

関連記事
- ツインプロの評判・口コミは?会計士・税理士・経理の転職支援を調査 — ツインプロの対象職種、評判を見るときの注意点、運営会社、向く人・向かない人を総合的に確認できます。
参考資料
- 株式会社MyVision「ツインプロ公式サイト」(確認日:2026年9月11日)
- 株式会社MyVision「ツインプロ 無料転職相談」(確認日:2026年9月11日)
- 株式会社MyVision「士業領域に特化した人材紹介サービス『ツインプロ』開始」プレスリリース(2024年5月28日、確認日:2026年9月11日)





